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患者さまの健やかな人生をサポートするために、歯を残す治療を第一に考えました

歯を残す治療

厚生労働省が実施した調査によると、日本人の年齢別の残歯本数は、50歳で24本、60歳で20本、70歳で13本、75歳で9本と報告しています(1999年)。70歳以降の多くが、10本以上の歯を失っていることになり、残念でなりません。当院では、「歯を残す」ことを第一に考えた治療に取り組んでいます。

ところで、患者さまの考えをカウンセリングでお聞きしていくと、ほとんどの方が「歯を残してほしい」「歯を抜きたくない」とおっしゃいます。診療中に、歯を失うことになり大きく落胆された方を見てきましたので「残したい」という気持ちが痛いほど伝わってきます。もし私が患者さまの立場なら、やはりドクターに「歯を残す治療をして下さい」とお願いするでしょう。

私たち歯科医師の仕事は、歯科治療を通して患者さまの健康をお守りすることです。当院では、患者さまの健やかな人生をサポートするために、歯を残すための治療に取り組んでいます。

なぜ、歯を残すことが大切なのですか?
歯には私たちの健康を支えるための、重要な役割があります。もし、歯を失ったとしたらどうなるでしょうか。噛み合わせが悪くなり、食べ物をよく噛まずに飲み込むため胃腸に負担がかかります。また、かつ舌が悪くなったり言葉が漏れたりして、うまく喋れません。さらに最近の研究では、脳に刺激が伝わらなくなり、認知症との密接な関わりが指摘されています。何よりも「歯を失った」という、精神的なダメージが大きいのではないでしょうか。歯が20本あれば、食べ物をよく噛み砕くことができ、美味しく食事が味わえます。いつまでも健康で過ごせるように「8020運動」で、80歳になっても20本の歯を残しましょう。

「歯を残す」ための、さまざまな歯周病対策プログラム

最善の治療を提供日本人が歯を失う原因のトップが歯周病です。歯周病は自覚症状がほとんどなく、気づいた時にはかなり進行しています。しかし、早期発見・早期治療でほとんど完治でき、予防対策をきちんと取れば、未然に防ぐことができます。歯周病を防ぐことが、歯を残すための一番の近道といえるでしょう。

当院では、さまざまな歯周病対策プログラムを用意し、歯周病対策に取り組んでいます。その一つが、本格的な歯のクリーニング「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)。歯周病の原因となる汚れを徹底的に除去し、虫歯や歯周病を防ぎます。また、お口の中の歯周病菌を抗菌剤で殺菌する「3DS」や、薬を服用して体の内側から細菌を殺す抗菌治療、歯周病・口臭予防効果があるタブレットなど、さまざまなプログラムを用意し、患者さまの状態や症状に合わせた歯を残す治療を行っています。

「歯を残す」ための徹底したカウンセリングと明確な治療計画

最善の治療を提供患者さまに歯を残すことの大切さを理解していただくために、徹底したカウンセリングを行っています。患者さまに現状を知っていただき、なぜ虫歯や歯周病になったのかを説明し、明確な治療計画を立案します。もし、少しでもわからないことや疑問に感じることがありましたらご質問下さい。不安なまま治療を進めても良い結果が得られませんので、ご理解いただけるまで丁寧に説明いたします。また、治療中の痛みを抑えるために、無痛麻酔器を導入しています。


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